レトロ?レジェンド? やっぱり美味いブレンディッドウイスキー

レトロ?レジェンド? やっぱり美味いブレンディッドウイスキー

(国産ブレンディッドウイスキー飲み比べ)

 

シングルモルトが引く手数多な昨今。
1つ1つの蒸留所の個性を楽しむのも もちろん面白いですが、
ふと気づいた 愛され続ける国産ブレンディッドウイスキーたち。


しかもそれらの誕生は、
国産シングルモルトの誕生よりも数十年も前のこと。

私たちの店頭には、創業当時から並び続けるウイスキーたちがたくさんあります。

そんなウイスキーの味わいやストーリー、楽しさを
お客様へ伝えるには どのような視点が必要か―――

私たちがたどり着いた キーワードは「水割り」です

おじいちゃん、お父さん世代は懐かしい…。
若者世代は、新しい、かっこいい――。
そんな気分になるのではないでしょうか。

トレンドとなっている「昭和レトロ」という言葉にも乗っかって、
今回の企画を検討しました!

そして、、、 実は、飲んだことがない社員も多かったんです

これは決行するしかないでしょう( *´艸`)

ということで!
全社員で飲み比べてみましたので、報告します
やるぞー

題して!!
レトロ?レジェンド? やっぱり美味いブレンディッドウイスキー
ブレンディッドウイスキー

【飲み比べ方法】
・ウイスキー1:水3の水割りで比較
・水割りの作り方はサントリーさんのHP参考
・水割り試飲後、自分好み&そのウイスキーに合う飲み方を探る

飲み比べアイテムは下記の10種類です。

※今回は、酒格も異なるため 順位付けは行っていません。


おっと!おっと
イメージしやすいように、商品発売年表を作成してみました!

では!
各アイテムの飲み比べ結果を報告します。


画像の見方を少し解説
・個々のコメントを写真付きでまとめています。
・左下の味わいチャートは、住田屋独自のものです。
 「甘み・フルーティ・モルティ・スモーキー・複雑さ・余韻」に焦点を当て、
 今回の10アイテムの中での違いをチャートにしました。
 なお、味わいチャートは、感覚的な印象を形にしたもので、絶対的な数値によるものではありません。

いくぞー
それでは紹介していきますよーーー!

サントリーウイスキーローヤル

今回の飲み比べで さすがの高評価だったのがこちら!
食後にゆったりと くつろぎながら、、水割り。
「少し濃いめ」も美味しいという意見もありました。


サントリーウイスキーリザーブ

“白州 ホワイトオーク樽原酒”をキーモルトとするリザーブ。
やはり連想させるコメントが多かったです。
「水割りも良いけど、ソーダ割だねっ!」との声、多数!


サントリーウイスキーオールド

「和食のために作られたウイスキー」と言っても過言ではない?!
オールドは、やはり水割りが一番!
食事と楽しむときは、少し薄めで。
お酒の味わいを楽しむときは、少し濃いめで。。

余談。。。
季節を選びますが… お湯割りもうまいんですよ!!!うまい


サントリーウイスキーホワイト

水割りでも美味しいんですが…
やっぱりホワイトはソーダ割ですね!
数年前の弊社ハイボール飲み比べレポートで実証済です(^^)

ハイボール飲み比べ

サントリーウイスキーレッド

日常酒として もってこいのレッド!
今回の中では一番アルコール度数が低め(39度)だからか
ストレートやロックの方が解りやすい!という声が多かったです。


ニッカウヰスキー ブラックニッカスペシャル

アナログ、クラシカル、カントリーミュージック、懐かしさ。
いかにも「レトロ」と紐づくコメントが多く出ました。
特有のスモーキーさやふくよかさを楽しむためには、
濃いめの水割りやロック、ハーフロック
がベスト!


ニッカウヰスキー ブラックニッカディープブレンド

「濃厚」「パンチがある」との声、多数。
今回の中では一番アルコール度数が高い(45度)のも要因の1つ。
ゆったりと、深くディープに、大人、なイメージがあるこちらは
ロックや濃いめの水割りでじっくりと(^^)


ニッカウヰスキー ブラックニッカリッチブレンド

コメント欄に様々な果物が出てきました!
「リッチブレンド」ネーミング通りの なめらかさ、コク、甘やかさは
ロックや濃いめの水割りで。


ニッカウヰスキー スーパーニッカ

アルコール43度も関係してるでしょうか?
「スーパーニッカは伸びがある!」「味や香りが薄まらない」
との声が多かったです!
食事と水割り、高相性✨
かつ、ハイボールも美味しい
(^^)


ニッカウヰスキー ハイニッカ

軽やかな味わいで、「水割りおすすめ」との声。
サントリーレッド同様、アルコール度数が低め(39度)のため
ストレートやロックもいけます!

 


 

【まとめ】


今回25名程のメンバーで飲み比べを行い、
評価表に記入してもらいましたが…

盛りだくさんのコメントにちょっと圧倒されました(^^)💦驚く

その中、私が1番体感・納得したのは、
・食事には薄め(1:3、もしくはもう少し薄め)
・お酒を楽しむには濃いめ  が美味しいということです。

これはどのウイスキーにも、どの飲み方にも共通すると思いました。

また、コメントの嵐の中 気付いたのは
「飲み方の多様性」。
 多様性

サントリーホワイトが誕生したとき 日本人の舌にはなかなか馴染めず、、。
その後、戦後のブームも酒税等の要因もあり
販売量はさておき、質やバリエーションの広がりは限度があったのかと。。。

でも今は、老若男女問わずウイスキー愛好者が増え、
多くの方がテロワールや製法などの情報も取り込み、
ウイスキーの本質を理解して もっと深く愉しんでくださっている。

と、私たちは店頭に立ちながら感じます。

だから、水割りでも
薄めが良い、濃いめが良い。
ハーフロックやトワイスアップも良い。
もちろん ストレート・ロック・ハイボールも。
という声がたくさん出たんだと思います。

特に、複層的なハーモニーが魅力のブレンディッドウイスキーは
飲み方で様々な側面・奥深さが出てきます

 

赤・白ワインやスパークリングワインのように
料理やシチュエーションに合わせて、酒格にとらわれず、
ウイスキーや飲み方を選ぶ・合わせる時代が来たのではないでしょうか。

レトロって“古”格好良い。
いや、もうレジェンドじゃん。

2022年6月12日レトロ


2件のコメント


  • とおる

    いつもお世話になっております。とても参考になりますが、最初の10種類の比較表のリッチブレンドとディープブレンドの写真が逆に表示されてますよ^_^


  • 今市順治

    とても良くまとめてあって感心しました。
    私がサラリーマンの頃はスタンド(スナック)に行ったら、黙ってても水割りが出た時代でした。今はハイボールが多いね!


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