さあ、待ちに待った、テイスティングの時間です!
特別にセミナーを開いてもらいました。
目の前には3種類の原酒と知多がセッティングされています。
一つ一つ丁寧に説明してくださる野村さんの話は大切です。
が、グラスの中に入った輝く液体が目の前にあると
飲みたい…呑みたい。
そんな衝動をぐっとこらえつつ まわりを見てみると、待ち切れずにテイスティングする人も。
私は大人なので我慢します!
正面に映し出された映像には
サントリー・チーフブレンダーの福與伸二氏が!
なんと超豪華!その福與氏の解説でテイスティングを進めていくようです!
テイスティング用の知多原酒3種類は、クリーン原酒、ヘビー原酒、ワイン樽原酒。
まず、クリーン原酒をストレートで。
色は、ほんの少し薄めたジャスミンティー色。
甘みのある香り。
口に含むと、アルコール度数が高いのですが、
最初に甘味を感じ、最後にバニラのような風味を感じました。
それを加水します。
トゥワイスアップという飲み方で、原酒に対し1:1でミネラルウォーターを加えます。
すると、柔らかみのある甘い香りになり、キレを感じる味わいで最後に甘味を感じました。
次に、ヘビー原酒をストレートで。
色はクリーン原酒より少し薄め。
アルコールが真っ先にくるきつめの香り。
味わいもガツンとくる刺激的な印象。
しかし、加水すると香ばしい香りで、
口に含めば穏やかな甘味を感じました。
次は、ワイン樽原酒をストレートで。
色は赤みがかった濃い色。
これは2つとは違い、フルーティーな香りもしつつ何だか複雑な香り。
味わいもどっしりと重たく感じるのですが、決して飲みにくいわけではありません。
加水すれば、フルーティーな香りも更にグラスからあふれ出し、
味わいも果物を思わせる味わいがありました。
私はこの原酒が一番好きな味でした。
最後に知多をストレートで。
色はきれいな黄金色。そして樽の香りを感じる、爽やかで控えめな香り。
口に含むとクセがなくスムース、程よく甘味のある印象で飲みやすさを感じます。
加水をすると、ストレートの時より格段に香りがひらき、
飲みやすい中にも色々なものを感じました。
偉そうにコメントしておりますが、知識不足、経験不足の私個人的な感想なので
間違っていたらごめんなさい。
この知多。一番おすすめの飲み方はハイボール!
サントリーおすすめの黄金比率は1:3。
スッキリ、クセがなくウィスキーが苦手な方もすんなり飲めそうですよ。
そしてなんと言っても和食との相性は抜群です。
天ぷらやだし巻き卵、肉じゃがなどと合わせるといいみたいです。
おっと、気付けばおかわりの2杯めを飲み干していました。
うちの社長と専務は、これは和三盆と合わせればおもしろいと言っていました。
わさんぼん?
なんだそれ?って感じの顔をうちの社員大半がしていると、社長の説明がありました。
和三盆とはどうやら、お茶の席で使われる砂糖菓子のようです。
それでも納得していない数名。
「食べたことがないのでわかりません」
言うと思ったーーーーー!子どもか!?
しかし、うちの社長はやさしいです。
今度食べさせてくれるって!やったね!
まだまだ、ここで終わらないのが私たち。
おかわりついでに濃いめの知多ハイボールをお願いしてみました。
これ、美味しいです!!
より知多の味わいを楽しむには濃いめがおすすめです。
サントリーさん、こころよく作っていただきありがとうございます。
このシングルグレーンウィスキー「知多」には色々なこだわりが込められています。
その一つがボトルです。
知多ウィスキーのきれいな黄金色を引き立たせる為に、あえて透明ボトルを採用。
そしてもう一つ
キャップシールは濃藍で、風を描くようなデザインのものが使用されています。
そして、最後になんと言ってもラベルです。
知多の文字は、荻野丹雪さんの書で「多」のはらいは、知多半島の風をイメージされているようです。
見てください!このはらい!
知多半島の風が伝わってくるではありませんか!
風のように軽やかな味わい、優しい香りと甘みが心地よいウイスキーです。
少しでも興味を持ったあなた!
一度は飲んでみてください!!
結構はまっちゃいますよ。
最後に今回研修に参加させていただけたことに感謝。
知多の商品の魅力を知ることが出来たと同時にグレーンウイスキーの奥深さを感じました。
私の中でのウイスキーはストレートかロックで味わうお値段高めのイメージありました。
私と同じような思いのあなた!それはどこかへ吹き飛ばしてください。
気軽に食中酒としても飲めますし、お値段は高いかもしれませんが、商品として店頭に
並ぶまでの製造方法、熟成期間中の品質管理などを知ると、納得のお値段と思えてくるほどです。
この研修をきっかけにサントリーさんの数々の商品も今までと違った見方。味わい方ができそうです。
今回の貴重な経験を住田屋にご来店いただける皆様に、しっかりと発信していけるように頑張ります。
前編後編にわたりお付き合いありがとうございました。
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